HOME > 制作工程 杉谷文之氏モニュメントの制作
日本一の銘柄米「コシヒカリ」を世に出し、<コシヒカリの父>と言われる杉谷文之氏(富山県上市町出身)の偉大な功績を顕彰しようと「杉谷文之顕彰の会」が発足され、2007年に生誕100年を記念して、生誕の地を見下ろす広場にモニュメントが建立されました。
制作については、杉谷文之氏の人柄と功績を分かりやすく伝え、地域の人々の誇りとして親しまれるモニュメントであること、そしてパブリックアートとして環境と調和し設置空間の魅力を高めることを考慮して、設計デザインを起こしました。
モニュメントの全体像は、コンクリートの洗出し面に高さ3.25mの記念碑を建て、杉谷文之氏の彫像と銘文の碑を配する構成です。
杉谷文之氏モニュメント制作に当たりまして、構想のポイントと具体的な内容をご紹介します。


- 誰もが安全に近くまで寄って鑑賞できるように、モニュメントの敷地に段差を設けないバリヤフリー設計。
- 重厚な印象のブロンズと自然石に、従来は建設素材であるコンクリートとステンレスを組み合せ現代的な空間を演出。
- 記念碑は、杉谷氏の顕彰内容を記しながらモニュメントのシンボルとなるように高く設ける。

彫像
農業技師としてうまい米の栽培に情熱を注ぎ、生涯を土と共に生きられた杉谷氏の真摯な姿を伝えるには、農作業の姿がふさわしいと考えました。素材は耐久性に優れるリン青銅を使用しています。
銘文の碑
杉谷氏を語る時に欠かせない「栽培法でカバーできる欠陥は致命的な欠陥にあらず」の名言を、エスペラント語と共に銘文の碑で示しました。
記念碑
杉谷氏の功績を讃える<コシヒカリの稲穂レリーフ>は、金箔で光り輝いています。その下のブロンズ銘板は、コシヒカリ命名の語源である「越の国に光り輝く稲」と入っています。コンクリート碑の左端にエスペラント語で「品質の良い米、コシヒカリの父」と上下いっぱいに凹文字でデザインしています。これは、杉谷氏がエスペランティストであったことに由来します。
銘板
銘板は、シンプルなデザインのステンレス板エッチングに統一しています。コンクリート碑の裏面には、モニュメント建立寄進者の名を刻んだ銘板を取付けています。























